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◆2011年末に台湾で出版『在台湾、遇見一百分的感動』(夏日出版) これまでの取材経験などをまとめた一冊です。 おかげさまで発売10日で増刷が決まりました。 日本国内での通信販売も始めましたので、 ご興味のある方は詳しくはここをご覧ください。 ◆友人ブログ&気になるブログ 台灣旅遊手冊 かめのこだより 流星花園のロケ地と台湾旅行 幣舞橋から流星をみよう 中国 台湾 現採後記 YALIN note カテゴリ
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サイシャット族は台湾北部に居住する台湾原住民族。人口は5000人あまりと少ないが、部族の伝統を大切に守り続けている。彼らは二年に一度「パスタアイ」という精霊祭を行う。今年はちょうど10年に一度の大祭にあたり、先週末行われた。わたしは縁あって、苗栗県南庄郷の頭目さんを訪ねたことがあり、今年もお邪魔させてもらった。 パスタアイの由来は興味深い。かつてサイシャット族は「タアイ」と呼ばれる小人たちと仲良く暮らしていた。ところが、ある誤解から争いが生まれ、サイシャット族はタアイを絶滅させてしてしまう。それ以来不作が続くようになり、サイシャットの人々は彼らの霊を慰めるため、祭りを行うようになったと言われる。 祭典は三日三晩夜通しで行われる。シャンシャンシャンという鈴の音とお経のような響きをもった歌声が山全体にこだまする。小人の霊を慰めるというだけあり、その歌声はどこかもの悲しげ。明るく開放的な他部族の祭典とは一線を画す。さらに会場となる南庄郷向天湖は海抜が高いため、夜が更けていくにつれ霧に包まれ始める。これがより一層神秘的な雰囲気を醸し出している。 パスタアイを訪れるのは今年で三度目。何度訪れても、その厳かな空気は独特なものだと感じさせられる。 ↑鈴が付いたリュックのようなものを背負っており、かなりの重さ ↑会場に到着すると、まずは魔よけのための草を腕に巻き付けられる ※ちなみに、会場は二箇所あり、新竹県五峯郷大隘村でも行われます。個人的には苗栗県の方がおすすめ。次回は2008年の旧暦10月15日頃。
by ladymtaiwan64
| 2006-12-06 01:42
| イベント・祭り
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