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◆2011年末に台湾で出版『在台湾、遇見一百分的感動』(夏日出版) これまでの取材経験などをまとめた一冊です。 おかげさまで発売10日で増刷が決まりました。 日本国内での通信販売も始めましたので、 ご興味のある方は詳しくはここをご覧ください。 ◆友人ブログ&気になるブログ 台灣旅遊手冊 かめのこだより 流星花園のロケ地と台湾旅行 幣舞橋から流星をみよう 中国 台湾 現採後記 YALIN note カテゴリ
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8月下旬に取材で訪れた屏東県霧台郷。山奥深いこの集落には、ルカイ族が暮らす。ここは今でも入山許可証が必要な秘境中の秘境。とはいっても、最近では彼らの伝統家屋を利用した民宿も増えており、わたしが訪れたときは夏休みということもあって、多くの台湾人観光客が訪れていた。 村にはスレート板を用いた伝統的な家屋が並んでいる。ここの教会の椅子はユニークで、遠くから見ると人が座っているように見える。ここではイエスさまも民族衣装を身につけている。 ルカイ族の伝統的なチマキ。もち米の中に燻製した豚肉が入っており、香りのよい葉っぱで包まれている。これまでも少数民族の村を訪れると、彼らのお手製のチマキをごちそうになることがあったが、これは今まで食べてきた中でも上位ランクに入る美味しさ。店を切り盛りするおばあちゃんは日本語教育を受けた世代の方で、日本語が流暢。「このチマキはルカイ語で何というのですか?」と尋ねたところ、「アバイ」という言葉が返ってきた。確かパイワン族の言葉でもアバイだったはずと思い、「同じ発音ですか?」と聞くと、違うと首を横に振る。わたしたちには同じ発音にしか聞こえないのだが、彼らの発音では微妙に違うらしい。少数民族の言葉は奥が深い。そして、いつものことではあるが、山奥でも日本語が通じてしまうことに不思議な気持ちになる。 今回の取材では霧台郷を含む茂林国家風景区の方にお世話になった。以前ここのホームページの日本語版をお手伝いしたことがあり、霧台への取材前日に事務所を表敬訪問した。局長さんに挨拶すると、風景区特製のカウボーイハットをプレゼントされ、記念撮影。ご丁寧に別れ際には台紙に貼った写真までもくれた。似合わないカウボーイハットを被せられたわたしたちととニッコリ笑顔の局長さんとのショット。(気持ちはとってもありがたいのだが、苦笑いしたくなるような写真)取材には女性スタッフの一人が朝から晩まで付き添ってくれた。朝5:00に撮影に行きたいというわがままなリクエストも聞き入れてくれ、遅刻しないようにとわたしたちと同じ宿にまで泊まってくれたのだ。感謝、感謝。 交通がかなり不便な茂林国家風景区であるが、冬には珍しい蝶の谷が見られる。越冬のためにやってきた何千という蝶が空に舞うのだ。世界でもメキシコとここでしか見られないという稀少な生態現象。蝶好きな方はもちろん、そうではなくても、自然が豊かなこの土地をぜひ訪れてみてください。写真は蛇の頭のように見える山。
by ladymtaiwan64
| 2006-09-20 01:05
| 台湾南部
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