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◆2011年末に台湾で出版『在台湾、遇見一百分的感動』(夏日出版) これまでの取材経験などをまとめた一冊です。 おかげさまで発売10日で増刷が決まりました。 日本国内での通信販売も始めましたので、 ご興味のある方は詳しくはここをご覧ください。 ◆友人ブログ&気になるブログ 台灣旅遊手冊 かめのこだより 流星花園のロケ地と台湾旅行 幣舞橋から流星をみよう 中国 台湾 現採後記 YALIN note カテゴリ
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昨年は西拉雅国家風景区のお仕事をさせていただいた関係で、 台南の田舎町を訪問する機会がよくありました。 その取材スポットの一つが、 ここ台南の柳營にある「南元農場」という観光レジャー農場。 大自然に囲まれ、広大な敷地には池や植物園、鳥園などがあります。 湖に面したロッジに一泊し、翌日は早朝から元気のよい女性スタッフ・コーラさんに園内を案内してもらいました。 朝日に照らされた緑の中を散策していると、 「ろりあんアイスって、食べたことある?」と嬉しそうに聞いてくるコーラさん。 「ろりあんアイス?聞いたことないよ」とにべもなく言う私に、 「ろりあんって日本語よ。日本統治時代には天皇陛下にも献上されていたのよ」と、いかにも何で日本人なのにあなた知らないのと言いたげな様子。 「はて~、ろりあんって何だろう?皇室献上品とか勝手に謳い文句にしているのでは?」と疑心暗鬼の私たち。 園内を一通り案内してもらい、 いよいよ「ろりあん」と「ろりあんアイス」なるものが目の前に。 この表面に棘がある丸いフルーツが「ろりあん」。 カップにはご丁寧にひらがなで「ろりあん」と大きな字で書かれています。アイスをいただいてみると、大きめな種がそのまま入っていてちょっと食べにくいのですが、味も香りもシャカトウにそっくり。トロピカルフルーツ特有のさわやかな甘さが感じられます。 家に帰って、「ろりあん」(漢字表記では「羅李亮」)なるフルーツの正体を調べてみたところ、正式名称は「棘番茘枝(とげばんれいし)」。戦前に日本人によって台湾に持ち込まれ、この一帯で多く生産されていたとのことです。本当に日本と繋がりがあるフルーツだったのです(コーラさん、疑ってごめんなさい)。台湾ではここでしか食べられない特産品となっています。それにしても、「ろりあん、ろりあん」と言われても何のことか分かりませんよね・・・。
by ladymtaiwan64
| 2011-02-04 21:06
| 台湾南部
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