お知らせなど
◆◇当ブログ掲載の文章、写真などの転載はご遠慮ください◇◆
◆2011年末に台湾で出版『在台湾、遇見一百分的感動』(夏日出版) これまでの取材経験などをまとめた一冊です。 おかげさまで発売10日で増刷が決まりました。 日本国内での通信販売も始めましたので、 ご興味のある方は詳しくはここをご覧ください。 ◆友人ブログ&気になるブログ 台灣旅遊手冊 かめのこだより 流星花園のロケ地と台湾旅行 幣舞橋から流星をみよう 中国 台湾 現採後記 YALIN note カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
台湾コーヒーといってもピンと来ない方も多いと思いますが、 ここ数年台湾では国内産コーヒーがちょっとしたブームとなっています。 実は台湾コーヒーの歴史は古く、日本統治時代まで遡ります。 当時は各地に農園や工場が設けられ、日本国内に向けて生産されていました。 戦後は長らく衰退してたコーヒー産業ですが、 数年前から雲林県古坑を中心に町興しの一貫としてコーヒー栽培が復活し、 再び注目を集めるようになりました。 先月末訪れた台南県東山も知る人ぞ知るコーヒーの産地となっています。 山中を通り抜ける175号道路沿いには個性的なカフェが点在しており、 その名も「珈琲公路(コーヒー街道)」と付けられています。 その中の一つ、わたしたちが訪ねたのは「大鋤花間」という名前のカフェです。 長い髪の毛を無造作に束ねたオーナーの郭雅聡さんは芸術的才能の持ち主。 大樹に寄り添うように設けられた木造のカフェ空間はオーナー自身が建てたもので、 店内のイスやテーブル、看板、ランプもすべて手作り。 まるでハックルベリー・フィンでも住んでいそうな雰囲気で、 自然に囲まれた暮らしに憧れているわたしにとっては夢のような空間でした。 以前は台北で暮らしていたという郭さんは12年前にここに移住してきたとのこと。 コーヒー好きが興じて始めたのかと思いきや、コーヒー業はあくまでも「生活のため」だそうです。 とはいえ、美味しいコーヒー作りに情熱を燃やしており、 焙煎も普通の機械ではなく、台湾の伝統菓子を作る機械を用いるというこだわりがあります。 そんな郭さんが作ったコーヒーは苦みや酸味もなく、ほのかに甘味が感じられ、非常に飲みやすいものでした。 遙か彼方まで広がる山並みを見下ろしながら味わうコーヒー。時が経つのも忘れてしまうのでした。
by ladymtaiwan64
| 2010-09-18 09:53
| 西拉雅国家風景区
|
ファン申請 |
||