お知らせなど
◆◇当ブログ掲載の文章、写真などの転載はご遠慮ください◇◆
◆2011年末に台湾で出版『在台湾、遇見一百分的感動』(夏日出版) これまでの取材経験などをまとめた一冊です。 おかげさまで発売10日で増刷が決まりました。 日本国内での通信販売も始めましたので、 ご興味のある方は詳しくはここをご覧ください。 ◆友人ブログ&気になるブログ 台灣旅遊手冊 かめのこだより 流星花園のロケ地と台湾旅行 幣舞橋から流星をみよう 中国 台湾 現採後記 YALIN note カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
アオウミガメの故郷、望安島にはもう一つ魅力的なスポットがあります。 それは望安島の中社村に残る老家屋群です。ここは澎湖群島の中でも最も完璧な形で残っていると言われる伝統集落。路地に入ると、石造りの家屋が立ち並び、まるでタイムスリップしたかのような気分になります。 その昔、この村は「花宅」と呼ばれていたそうです。周囲の地形がまるで蓮の花弁のようだったからとのこと。300年前頃から開拓され、島には多いときに600人あまりが暮らしていたそうです。この一帯にも150軒あまりの家屋が建てられましたが、人口の流出とともに空き家が目立つようになり、現在は石壁が崩れ、草木が伸び放題の朽ちかけた家屋が数多く見られます。これがまたシュールな雰囲気を醸しだしており、絵になる光景を造りだしています。 伝統家屋で注目したいのはタイルや窓などの装飾です。タイルには台湾で焼かれたタイルと日本統治時代に東南アジアから持ち込まれた南洋タイルの2種類が見られます。南洋タイルは色彩がカラフルで、図案も豊富。現在も非常に価値が高く、オークションなどでは台湾タイルの10倍の値段が付けられているそうです。そして、窓には「福」や「寿」などのおめでたい字のほか、自分の姓などをデザインした装飾が施されており、なかなかオシャレです。 青空に映える石垣と石家屋。カメラのシャッターを押しながら、のんびり歩いていると、時間が経つのを忘れてしまいます。途中で澎湖の特産である「風茹茶」という薬草茶を飲んで暑さ冷まししながら、再び散策。いくら歩き回っても疲れを覚えることはなく、濃厚な島風情を感じられるスポットでした。
by ladymtaiwan64
| 2010-08-15 12:26
| 離島
|
ファン申請 |
||